【スピニングリールについて】特徴・パーツ名称・選び方を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

釣り用のリールには大きく分けて「スピニングリール」と「ベイトリール」があります。

今回はスピニングリールについて詳しく解説していきます。

この記事を読んで分かること

  • スピニングリールとは?
  • 各パーツの名称と役割
  • 3タイプ:汎用、レバーブレーキ、遠投
  • サイズ別の主な用途
  • ギア比の違い
  • 代表的なメーカー

スピニングリールの基本的なことが分かります。

興味ある方はぜひ最後まで読んでみて下さい!

目次

【スピニングリールとは?】1番よく使われるリール

スピニングリールとは下の写真のような形のリールです。

これが「スピニングリール」。
釣りをしない方でも見たことあるリールだと思います。

竿に対して下向きに装着して使います。

竿に対して”下向き”に装着

釣りで1番よく使われることが多いリールです。

【スピニングリールのパーツ】名称と役割

スピニングリールの各部の名称と役割を紹介します。

スピニングリールの各部の名称
スピニングリールの各部の名称・正面から
リールフット竿のリールシートに取り付けるT字の部分。
ハンドル・ハンドルノブハンドルノブを持って回すことでラインを巻き取る。
ベール閉じているときにハンドルを回すとラインを巻き取り、開けるとラインを放出できる。
スプールラインを巻いておくパーツ。
ラインローラースプールにラインをスムーズに巻くための部品。常にラインが触れている部分。
ドラグノブ・ドラグドラグ機能を搭載しているリールにある。
緩めるとラインが出やすく、締めるとラインが出にくくなる。
各部の名称と役割

各部の役割が分かれば、よりリールへの理解度が深まりメンテナンスがしやすくなると思います。

【スピニングリールのタイプ】汎用・レバーブレーキ・遠投

スピニングリールには3つのタイプがあります。

  • 汎用タイプ:一般的なスピニングリールで最も使われているタイプです。
  • レバーブレーキ:主にグレ、チヌのウキフカセ釣りで使うタイプです。
  • 遠投:キスやカレイの投げ釣りに特化したタイプです。

それぞれ紹介します。

【汎用タイプ】幅広く使うことができる

汎用タイプはスピニングリールで最も一般的なタイプであらゆる釣りに用いられています。

最も一般的なスピニングリール

各メーカーからラインナップが豊富に出ており求めているスペックや釣りに応じて選ぶことができます。

【レバーブレーキ】レバーブレーキが付いている

通常のスピニングにレバーブレーキが付いているのが「レバーブレーキタイプ」です。

ブレーキをかけるためのレバーが付いている。

人差し指で引くことでブレーキがかかりラインの放出を止めることができます。

細仕掛けを用いる磯でのグレ、チヌのウキフカセ釣りで使われています。

近年ではルアーでのシーバス釣りでも使われることが増えています。

シーバス専用のレバーブレーキリールも発売されています。

【遠投タイプ】超遠投をする投げ釣り

超遠投が必要なる投げ釣りで使うのが「遠投タイプ」です。

代表的なのがシロギスやカレイを狙う投げ釣りです。

これらの釣りは砂浜からやることが多く100m以上、遠投をします。

そのためスプールは浅溝で縦長の大きな形状が特徴です。

浅溝の縦長が特養の「遠投リール」。
引用:「シマノ公式HP」より

【スピニングリールのサイズ】数字で表される

スピニングリールのサイズは数字で表記され「番手」と呼ばれます。

番手は糸巻き量とリールのパワーを表しています。

数字が大きいほど糸巻き量が多くなり小さいほど糸巻き量が少なくなります。

これは3000番のリール。
リールのどこかに番手の表記がある。

番手と糸巻き量、代表的な用途をまとめました。

数字は「シマノ」のより引用しています。
500〜5000は「サハラ」、6000〜10000「ストラディック」の数値を参考にしています。

番手糸巻き量・ナイロン(号0-m)代表的な用途
5001号-150mアジング・メバリング・トラウト
10001.5号-130mアジング・メバリング・トラウト
20002号-150mトラウト・バス
25002号-170mエギング・シーバス・トラウト・バス
30002.5号-180mエギング・シーバス・トラウト・バス
40003.5号-170シーバス・フラットフィッシュ・ライトジギング・ショアジギング
50004号-190mショアジギング・ライトジギング・フラットフィッシュ
60004号-240mジギング・ショアジギング
80005号-275mショアジギング・オフショアジギング・ロックショアジギング
100006号-300mオフショアジギング・ロックショアジギング・トンジギ
スピニングリールの番手と糸巻き量、代表的な用途

目安として参考にしてみてください。

釣りたい魚、自分が行くフィールドから選ぶようにしましょう。

初めての方は釣具屋さんに行ってスタッフさんに聞いて一緒に選ぶのが1番間違いのない方法です。

【スピニングリールのギア比】ローギア・ハイギア

リールを選ぶ基準で「ギア比」があります。

ギア比とは「ハンドル1回転あたりローターが何回転するか。」というものです。

例えばギア比5だとするとハンドルを1回転させるとローターが5回転することを意味します。
ギア比の数字が大きいものをハイギア、小さいものがローギアとなります。

ギア比の数字が大きいものをハイギア、小さいものがローギアとなります。

メーカー、機種により違いはありますがギア比の区分をまとめました。

ローギア(パワーギア)〜4.9
ノーマルギア5.0〜5.5
ハイギア5.6〜6.0
エクストラハイギア6.1〜
ギア比の目安

【ハイギアの特徴】巻き取りが早い

ハイギアの特徴はこちらです。

  • 巻き取りが早い早く仕掛けを回収できる。糸ふけを早く取れる。ルアーを早く動かすことができる。
  • 巻く力が弱い。
  • 回転が重い。

ハイギアの最大の特徴は「巻き取りが早い」ことが挙げられます。

近年では釣種に関わらずハイギアの人気が高いです。

仕掛けの回収が早く手返しよく釣りができるので、特にトーナメントシーンにおいてはハイギアが多く使われています。

フカセ釣りではハイギアリールが人気

【ローギアの特徴】パワーがある

ローギアの特徴はこちらです。

  • 巻き上げ力が強い魚を強引に寄せることができる
  • 回転が軽い。
  • 巻き感度が悪い。

ローギアは巻き上げ力が強くパワーがあるので引きが強い魚、大型魚に向いています。

また巻き取りがスピードが遅いので、ルアー釣りではルアーをゆっくりと動かすことができます。

【スピニングリールの代表的なメーカー】シマノ・ダイワ・アブ

スピニングリールの代表的なメーカーを紹介します。

  • シマノ:滑らかな巻き心地
  • ダイワ:軽量で疲れにくい
  • アブガルシア:スェーデンの老舗メーカー

シマノ、ダイワは日本の釣りメーカーとして大人気の国内2大釣りメーカーです。

ここにがまかつを含めて国内では3大釣りメーカーとすることが多いですが、今回はリールの紹介なので2大とします。
がまかつにはリールがないので。

アブガルシアはスェーデン発の老舗メーカーです。

【シマノ】滑らかな巻き心地

ダイワと並び国内の2大釣りメーカーとして人気があります。

シマノは自動車部品の製造もしていることもあり、その技術がリールにも生かされています。

シマノのリールは滑らかな巻き心地で多くの釣り人から絶大な人気を誇っています。

僕が持っているレバーブレーキリールのフラッグシップモデルである
「BB-Xテクニウムファイアブラッド」。
めちゃくちゃ滑らかな巻き心地

耐久性にも定評があり、長く相棒として活躍してくれます。

チヌチヌマン

シマノの汎用スピニングリールの最高級品は「ステラ」シリーズです。

【ダイワ】軽量で疲れにくい

国内2大メーカーのうちの一つである「ダイワ」。

ダイワのリールの特徴は「軽量である」ことです。

軽量ということは当然、疲労感も少ないので長い時間、釣りをしていくと有利です。

ダイワの技術である「マグシールド」はリール内部にゴミや水が侵入するのを防いでくれます。

これにより初期性能を長く持続できます。

チヌチヌマン

ダイワの汎用スピニングリールの最高機種は「イグジスト」です。

【アブガルシア】スウェーデンの老舗メーカー

南スウェーデン発の会社で当初は精密機械を手掛けていました。

その後、釣具の製作を始めて1951年、スウェーデン王室御用達になりました。

この時からシンボルマークとして国王の勲章を付けるようになりました。

このマークは「クレストマーク」と呼ばれる。
今なおアンバサダーリールに付けられている。
引用:「アブガルシア公式HP ABU100周年の軌跡」より

シマノ、ダイワほど使われている数は少ないですがコアなファンがいることで有名です。

またオールドリールも人気があり収集家がいるほどです。

チヌチヌマン

スピニングではありませんが、せっかくなので「アンバサダー」も紹介しておきます。
こちらが「クレストマーク」冠した往年の名作です。

【スピニングリールとは?】まとめ

スピニングリールは各メーカーからたくさんの種類が発売されています。

スピニングリールとは?まとめ
  • パーツの名称と役割
  • タイプ:汎用、レバーブレーキ、遠投
  • サイズ:数字で表される
  • ギア比:ローギア、ハイギア
  • 代表的なメーカー:シマノ、ダイワ、アブガルシア

初めて買う方は迷うと思います。

スペック、見た目、価格、好きなテスターが使っているなど選ぶ基準はたくさんあります。

それも含めて選ぶことも楽しめると良いと思います。

どんなリールでも釣りを楽しむことが1番です。

お気に入りのリールで楽しいフィッシングライフを送りましょう!

関連記事
今日の釣り格言

バスはぶどうの房のように群れている。その場所を見つけたら後は刈り取るだけだ。 by グリッツ・グレーシャム(米国・作家)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

海釣りを中心に僕の趣味をこのブログに置いています。
釣りはグレのフカセ釣り、チヌのかかり釣りをメインに運営しているブログです。
他にもアウトドア、グルメ、ファッションなど扱っており、
「趣味に生きる男」を目指しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次