フカセ釣りで使う円錐ウキには様々な形状があります。
この記事では代表的な円錐ウキの形状とそれぞれの特徴を解説します。
- 円錐ウキの形状:ドングリ、上膨れ、下膨れ
- 特徴の比較表
- 各形状の特徴を詳しく
- 実際のウキを紹介
一口に円錐ウキと言っても形状が異なり、それぞれ特徴も異なります。
各形状の特徴などを解説するのでウキ選びの参考にしてみてください。

【円錐ウキの代表的な形状】標準・上膨れ・下膨れ
今回、紹介するのはグレやチヌ狙いで使う円錐ウキの代表的な形状3つについて特徴を解説していきます。
代表的な3つの形状は下記の通りです。
- ドングリ型(標準)
- 上膨れ型
- 下膨れ型
細分化すれば他にももっとありますが、まずは基本的なこの3つについて解説します。
比較項目は「海中での安定感」「潮乗り」「風耐性」「アタリ感度」の4つです。
チヌチヌマンめちゃくちゃ僕の主観も入っています!
ただ一般的な認識とそれほど大差はないと思うので参考にはなると思います。
| 形状 | 海中安定感 | 潮乗り | 風耐性 | アタリ感度 |
|---|---|---|---|---|
| ドングリ型(標準) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 上膨れ型 | △ | △o◎ | △ | ◎ |
| 下膨れ型 | ◎ | ◯〜◎ | ◎ | △〜◯ |
ウキのモデル自体の特性やその時の条件にもよりますが、基本的な形状毎の比較になります。
各形状毎に解説していきます。
【ドングリ型(標準型)】迷ったらコレ
円錐ウキの標準型が「ドングリ型」です。


重心が中心よりやや下に設定されていることが多くバランスに優れた性能で扱いやすいです。
- 海中安定感◯:よほど海が荒れていない限り、ブレにくい。
- 潮乗り◯:ある程度、潮を素直に受けてくれる。
- 風耐性◯:特別強いわけではないが、弱いわけでもない。
- アタリ感度◯:可もなく不可もなく。喰い渋り時は変えた方が良い場面も。
全ての面で平均点〜平均点以上の性能で最初の1つとして手に入れたいです。
しかし、あらゆる場面で汎用は効くものの満点は出しづらいです。
入門者、初心者の方はまずはこのドングリ型を購入しましょう!
次第に目指す釣りスタイルや好みが出てくるので、それに応じて新しくウキを購入していくのがオススメです。
上級者になるにつれ釣り場、狙うタナ、風や波などの自然条件などに応じて特化型のウキを選定する傾向にあります。
そうなると逆にドングリ型を使わなくなるかも?という心配はあります。



実際に僕は最初のウキをほぼ使わなくなりました(笑)。
【上膨れ型】感度重視
上が太く下が細くなっておりヘッド(上)側に重心がある形状です。


感度に優れており小さなアタリでも捉えることができます。
- 海中安定感△:重心がヘッド寄りで波や風で煽られやすい。
- 潮乗り△or◎:良くも悪くも表層の動きに影響される。※詳しく後述します。
- 風耐性△:海面に出る部分が大きいので風の影響を受けやすい。安定感の悪さに繋がる。
- アタリ感度◎:見えている部分が大きいので小さなアタリでもウキに反応しやすい。
上膨れは重心が上にあるのでちょっとしたアタリでもウキに動きが出ます。
鵜来島や沖ノ島などのオナガグレ釣りではアタリ感度重視のウキを使うことが多いです。
【上膨れ型の潮乗り】上下の潮での違い
上膨れ型の潮乗りについて△or◎にしたことについて詳しく解説します。
- ◯の理由:海面近くの上層の潮に対しては潮乗りが良い。
- △の理由:下の潮には噛ませづらい。
表層の流れは風、波、ウネリなどの影響で動いていることが多いです。
なので下の潮とは違う動きをしている2枚潮であることがほとんどです。
(磯に行くと実際はもっと複雑な潮の動きをしていることが多いです。)
ウキを表層の流れに乗せると「ウキが刺しエサを引っ張る形」になり魚に違和感を与えて喰わなくなります。
喰ったとしてもアタリが出にくいです。
仕掛けは刺しエサが先行してハリス、ウキ、道糸・・・という順で流れるのが理想の流し方です。
分かりやすくするためにイラストを作ったのでイメージしやすいかと思います。


こういった理由で表層の流れに乗せやすいけど、乗せたくないので△or◯にしています。
極端にタナが浅い、湧きグレの表層狙いなど条件が揃えば表層に乗せることもあります。
【下膨れ型】安定感抜群
比較的、下が上より太い形状で重心が低い位置にあります。


重心が低い位置に設定されているので安定感に優れ、また沈め釣りにも適しています。
- 海中安定感◎:低重心のため海中でドッシリと構えてくれる。
- 潮乗り◯〜◎:海面の風や波に影響されにくく下の潮を捕まえることができる。
- 風耐性◎:低重心で下への力が強い+ヘッドが細いので風の影響が3つの中で1番少ない。
- アタリ感度△〜◯:安定感がある分、小さなアタリは取りづらい。しかし、しっかりと潮を捕まえて本流に乗せることができた場合、バチバチと大きなアタリを出すことも可能。
あまりオモリを打たずにウキに仕事をさせる全遊動仕掛けによく使われるウキです。
2枚潮、深いタナ狙い、強風時など有効になります。
【実際のウキを紹介】形状毎に
最後に形状毎に実際に販売されているウキを紹介します。
今回は浮力、サイズ、カラーなど全く考慮せずにあくまで形状だけでチョイスしているので実際に購入する際はお気をつけください。
【ドングリ型】
【上膨れ型】
【下膨れ】
もちろん他にもたくさんのメーカー、モデルがあります。
ここに紹介したのはほんの一部です。
ぜひ自分に合う好きなウキを見つけてみてください。
【円錐ウキの形状】まとめ
円錐ウキの形状について解説しました。
- 円錐ウキの形状:ドングリ型、上膨れ型、下膨れ型
- ドングリ型:バランスに優れた万能型
- 上膨れ型:感度重視
- 下膨れ型:安定感抜群
フカセ釣りのウキ選びは永遠のテーマであり課題です。
全ての釣り場、状況、遠近、タナなど高次元で対応できるウキは存在しないと思っておいて良いと思います。
その時の状況に応じて使い分けて釣果に繋げることができます。
最後に・・・
分かりやすいように形状をあえて区別して解説しました。
しかしウキによってどっちにでも認識できる形状もあります。
メーカーのそのウキの解説を理解して購入すると良いです。






折れない竿と切れない糸で・・・なんでもゴリゴリと抜きあげるのは、もはや釣りではなく、漁っちゅうことじゃ。 by 三平一平(釣りキチ三平の父)

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