根っからの釣り人はっめちゃくちゃ寒い冬でも釣りに行きたいですよね。
寒い冬に役立つ服のレイヤリングの基本と防寒対策について紹介します。
- ウエアの構成「レイヤリング」の基本
- 3つのレイヤー:ベース、ミドル、アウター
- その他の防寒:帽子、ネックウォーマー、手袋、靴下
冬の釣りをなるべく快適に過ごしたいなら適切なウエア類を身に付けることが大切です。
防寒対策の参考になれば幸いです。

【レイヤリングとは?】重ね着のこと
レイヤリングとは簡単に言えば「重ね着」のことです。
レイヤリングは英語で「layering」と書き、レイヤー(layer)=「層」を積み重ねるという意味があります。
- ベースレイヤー:肌着
- ミドルレイヤー:中間着
- アウターレイヤー:1番外側
この3つのレイヤーの重ね着を「レイヤリングシステム」と言います。
各レイヤーについて詳しく見ていきます。
各項目の最後に代表的な釣りメーカーの商品リンクを貼っているので参考にしてみてください。
【ベースレイヤー】肌着
1番下に着るインナーのことを「ベースレイヤー」と言います。
肌に直接触れるウエアです。
汗をかいた時に水分を吸収し蒸発してくれる吸湿速乾性であることが大切です。
また直接、肌に触れるので着心地が良くフィット感があるウエアを選ぶようにします。
そして冬に欠かせない保温性は最重要項目です。
- 吸湿速乾性に優れた素材:ポリエステルなどの化繊素材
- 保温性:メリノウール素材
チヌチヌマンちなみに僕は学生時代にしていた野球で使っていたアンダーアーマーのピチピチのウエアを着ています。




ユニクロのヒートテックはとても暖かいです。
しかし乾きが遅いので汗をかくと汗冷えしてしまいます。
僕の経験上からもあまりオススメはできません。
【ミドルレイヤー】中間着
ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着を「ミドルレイヤー」と言います。
汗をかくとベースレイヤーから水分が蒸発されるので、ミドルでも吸水性、速乾性に優れた素材を選びます。
- フリース:保温力、通気力に優れている
- 薄手のダウン:保温性に優れている
さらに着膨れを防ぐために薄手の物を選ぶと釣りの動きにも干渉されずに着ることがでしょう。



僕はシマノの「テックダウンスーツ」という薄手のダウンを着ています。
今まで無名メーカーのものを着ていましたが、やっぱり性能が段違いに良いです。価格も段違いですが・・・。笑


めちゃくちゃ良いです(笑)。
【アウターレイヤー】1番外側
1番外側に着て風、雨、雪などから身体を守るウエアが「アウターレイヤー」です。
防風、防寒、防水は絶対条件でゴアテックスなどの透湿機能がある素材がベストです。
大きすぎると隙間から風、雨、雪が入って冷えたり小さすぎると動きにくいので必ず試着してから購入するようにします。
- 防風、防寒、防水は絶対条件
- 透湿機能を備えた素材がベスト
釣りメーカーから出ているレインスーツを選ぶようにすれば機能性は間違いありません。




【その他の防寒】帽子、ネックウォーマー、手袋、靴下
その他の防寒対策について紹介します。
体全体を覆う服だけでなく首周りなどの部位をカバーするとさらに防寒性能がアップします。
ウエアだけでなく各部の防寒も紹介していきます。
- 帽子:ニット素材も視野に
- ネックウォーマー:首を温めると快適
- 手袋:可能なら装着
- 靴下:重ね履きはNG
【帽子】ニット素材も視野に
帽子は頭部のケガを守るためでなく防寒のためにも重要です。
最近ではキャップタイプでもゴアテックスなどの高品質素材ものは防水、透湿性能に優れたものもあります。
さらに保温性を求めたい方はニット素材のキャップもオススメです。


【ネックウォーマー】首周りは大切
首周りを温めると一気に寒さが和らぎます。
さらに首だけでなく耳、鼻などを覆うタイプを選べばより快適になるでしょう。
寒さが厳しい時はぜひネックウォーマーを身に付けて釣りに臨んでください。


【手袋】可能なら装着
釣りにもよりますが可能なら手袋もできると手がかじかまずに快適に過ごせます。
フカセ釣りのようにどうしても指先が必要な釣りの場合は3本カット、5本カットのグローブがあります。
ルアーフィッシングであればグローブをしておくと良いでしょう。


フカセ釣りでは指が出ている必要あり
ダンゴを使うかかり釣りでは基本的にグローブはできないです。
そういった釣りの時はピチピチのフィットする使い捨てのニトリル手袋はオススメです。
また手を温めるために練炭を使うことも視野に入れましょう。


【靴下】重ね履きはNG
見落としがちですが足元の靴下も大切です。
厚手で保温性が高く動きやすい伸縮性のある素材が良いです。
よく重ね履きをしている方がいますが逆効果の場合が多いです。
かいた汗を蒸発できず冷えたりムレたりすることがあります。
また動きづらくなるので特に磯釣りのような足場の悪い磯では重ね履きはしないようにしましょう。
ちなみに僕は昔、買ったスキー用の靴下を愛用しています。


10年ぐらい使っていますがまだまだ使えています
さすがミズノ製です
【冬の釣りの服装】まとめ
厳しい寒さの冬の釣りでの服装について紹介、解説しました。
- レイヤリングシステムの基本:ベース、ミドル、アウターの3つの重ね着
- ベースレイヤー:肌着
- ミドルレイヤー:中間着
- アウターレイヤー:1番外側
- その他の防寒:帽子、ネックウォーマー、手袋、靴下
しっかりとした防寒をしないとせっかくの楽しい釣りが辛い思い出となってしまいます。
それで体調を崩してしまうと最悪です。
そうならないためにも最低限の知識と装備を身に付けて釣りに行くようにしましょう。




釣りは非常に時間がかかる。それが醍醐味のひとつである。 by トーマス・マクギュエイン(アメリカ・作家)

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