【筏釣り アケミ貝の刺し方・解説】丸貝・半貝・ムキ身の3種類を解説

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チヌ狙いの筏釣り(かかり釣り)で使うことが多い「アケミ貝」の刺し方について紹介します。

  • アケミ貝の刺し方3種類の紹介(丸貝・半貝・ムキ身)

アケミ貝の基本的な刺し方になります。

それぞれの刺し方をマスターして釣果に役立ててください。

目次

【筏釣りで使うアケミ貝の刺し方は3つ】丸貝・半貝・ムキ身

アケミ貝を刺しエサとして使う場合は3つの刺し方があります。

  • 丸貝:殻付きのまま(そのまま)。エサ取りに強い。
  • 半貝:殻を1枚剥がす。アピール力が大きい。
  • ムキ身:中の身のみ刺しエサにする。エサ取りが少ない時。

それぞれ詳しく紹介します。

【丸貝】エサ取りに強く大型チヌが狙いやすい

殻付きでそのまま刺すのが「丸貝」です。

丸貝
STEP
指で貝殻を少しズラす

貝にハリをそのまま刺そうとすると閉じているので刺しづらいです。

なので少し指でズラして蝶番のところに隙間を作ってやります。

指で蝶番をズラして隙間を作ります。
STEP
その隙間からハリを刺す

できた隙間からハリを刺します。

チモトまでしっかりとハリを刺します。

STEP
ハリが内臓を向くように刺す

ポイントは

ハリ先が内臓を向くように刺すこと

です。

ハリ先が内臓の方に向くように刺します。

チヌは内臓が好物で内臓を目掛けて喰ってくると言われています。
丸貝だけでなく他の刺し方でも内臓にハリ先が向くよう意識して刺します。

硬い殻で覆われており魚が喰ってくるのか?と思いがちですがスイッチが入ったチヌは貪欲に喰ってきます。

丸貝は「ガツガツっ!!」という特有のアタリが穂先に出ます。

早合せは禁物で完全に押さえ込んでから合わせるようにします。

丸貝の使い所・特徴
  • モーニングで徘徊しているチヌを直撃で狙う
  • エサ取りが多く他のエサだと持たない時
  • どんな状況であれ一発大型チヌを釣りたい時

丸貝の最大の特徴は「大型チヌが狙いやすい」というところです。

初心者の方にとって丸貝はアタリが出ないなどで少しハードルが高い印象も受けます。

しかしアタリは楽しいし、大きい魚のことが多いのでぜひ使ってみてください。

【半貝】落とし込みのヒラヒラでアピール

殻を半分つけて刺す方法が「半貝」です。

STEP
貝割ナイフで殻を1枚取る

貝割ナイフで殻を1枚取ります。

隙間から貝割ナイフを入れます。

隙間が無い場合はちょっとだけ割っても良いです。

隙間からナイフを入れます。
STEP
片方の殻に沿わせるようにナイフを滑らせていく

ナイフが入れば片方の殻に沿わせるようにナイフを滑らせていきます。

すると片方の殻から身が剥がれます。

STEP
ナイフをクリンっと返す

片方の殻から身が剥がれたら、ナイフをクリンっと返します。

するとキレイにからがめくれます。

ナイフをクリンっとやるとキレイに殻がめくれます。

めくれたら身が付いていない殻を外します。

STEP
内臓にハリ先を向けて刺す

半貝ができたらハリを刺します。

ハリ先を内臓を向くように刺して完成です。

ハリ先は内臓に向くように刺します。

刺したハリは「ベロ」と呼ばれる硬い箇所に固定するように刺せば抜ける心配もありません。

ベロと呼ばれる硬い部分でロックするイメージ

ダンゴに包まずに落とし込みにすると水圧を受けてヒラヒラと落ちていきます。

その動きでアピールをしてまた半分、身が出ているのでニオイでの集魚も期待できます。

もちろんダンゴに包んで落としてもOKです。

半貝の使い所・特徴
  • ヒラヒラと落ちることでアピール力が大きい
  • 落とし込みをすることで中層のチヌにもアピールできる
  • 小魚に強い
  • フグ、ヘダイが多いと喰われることがある

半分、身が出ているのでフグ、ヘダイが湧いている時はかわすのが難しい時があります。

しかし丸貝、ムキ身が全く反応なくても半貝だけめちゃくちゃ反応が良いことがあるので覚えておくと良いです。

【ムキ身】エサ取りがいない時に有効

殻を全てとり中の身だけを刺しエサにするのが「ムキ身」です。

STEP
貝割ナイフで殻を剥く

半貝の時と同じようにナイフで殻を取ります。

隙間からナイフを入れます。

身を切らないように注意します。

ナイフをクリンっとやるとキレイに殻がめくれます。
STEP
ヒモは切り取る

中身だけの状態にしたら、ヒモは喰いが悪いので切り取ります。

切り取ったヒモはダンゴに混ぜても、そのまま撒きエサの要領で海に入れても良いです。

ヒモは喰いが悪いので切ります。
切ったヒモはダンゴに混ぜます。
STEP
ベロからハリを入れて完成

ベロからハリを入れてハリ先は内臓に向けます。

中身のみ刺しエサにする「ムキ身」。

エサ取りが少なく活性が低い時に有効です。

アジやサバ、その他の小魚が多い時は瞬殺されます。

一気に吸い込むようなアタリが出ることが多いです。

チヌチヌマン

カワハギは貝が大好きなのでいれば釣れるかも!?
カワハギが釣れたらぜひキモも食べてみてください。絶品です。

ムキ身の使い所・特徴
  • エサ取りもおらず活性が低い時
  • チヌの喰いが悪い時
  • なんでも良いから魚が釣りたい時

ムキ身は魚へのアピールが強力で低活性の時でも何か釣れてくれます。

オキアミ、ボケですら反応がない時でもムキ身だと急に反応がよくなることがあります。

なんでも良いから釣りたい!

と言う方にはオススメのエサです。

チヌチヌマン

僕の感覚的にはオキアミより釣れます。

釣り場に着いたら海水で生かしておく

アケミ貝は釣り場に着いたらバケツかオケに海水を張りそこに入れて生かしておきます。

海水を張りそこに入れて生かしておきます。

酸素不足や温度上昇などで死んでしまうので定期的に水の交換をしてやります。

こういったオケやバケツはほとんどの渡船屋さんで借りることができます。

【筏釣り アケミ貝の刺し方】まとめ

筏釣りで使うアケミ貝の刺し方について紹介しました。

アケミ貝の刺し方 3選
  1. 丸貝:エサ取りに強く大型チヌが狙いやすい
  2. 半貝:落とし込みのヒラヒラでアピールニオイもグッド。
  3. ムキ身:低活性の時に有効。カワハギ狙いでも。

一昔前の筏釣りでは必ず持っていくエサの一つで撒きエサ、ダンゴにも入れるので1人で数kgとか用意することも珍しくありませんでした。

最近では持っていく人が少なくなった気がします。

エサの多様化、魚のアケミ貝への反応など要因は色々あると思いますが・・・。

個人的には大好きなエサの一つでアタリなど釣りとしてもめちゃくちゃ面白いです。

まだアケミ貝の釣りを体験したことない方はぜひ経験してみてください。

ハマると思います。

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この記事を書いた人

海釣りを中心に僕の趣味をこのブログに置いています。
釣りはグレのフカセ釣り、チヌのかかり釣りをメインに運営しているブログです。
他にもアウトドア、グルメ、ファッションなど扱っており、
「趣味に生きる男」を目指しています。

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