磯での釣りは安全の面から地磯であれば沖磯であれ「磯シューズ」が必要になります。
この記事では3つのポイントから磯シューズの選び方を解説します。
- 磯シューズの選び方が分かる
- 「ソールの種類」「シューズorブーツ」「ソール交換機能の有無」の3つがポイント
- オススメの磯シューズを紹介
自分に合う磯シューズの選び方が分かります。
正しいシューズを選んで安全な磯釣りを楽しみましょう。
【磯シューズの選び方】ポイントは3つ
磯シューズを選ぶ際のポイントは大きく3つになります。
- ソールの種類:スパイク・フェルト・フェルトスパイク
- 形状:シューズタイプ・ブーツタイプ
- ソール交換機能の有無
それぞれ解説していきます。
【ソールの種類】スパイクのみ・フェルトのみ・フェルトスパイク
磯シューズを選ぶ上で重要なのが「ソール(靴底)の種類」です。
ソールの種類には主に3つあります。
- スパイクのみ
- フェルトのみ
- スパイクとフェルトを組み合わせたフェルトスパイク1番オススメ
1番オススメはオールマイティな「フェルトスパイク」です。
それぞれ解説していきます。
【スパイク】ゴツゴツした磯に適している
ゴムのソールにスパイクを埋め込んだのが「スパイク」です。
スパイクが地面に刺さり込む、食いつくことで滑ることを防止します。
ゴツゴツとした岩場、磯場に適しています。
逆にツルツルとした岩場やコンクリートではスパイクが刺さり込まないので滑りやすいです。
堤防、テトラポッド(消波ブロック)では滑りやすいので使わない方が良いです。
- ゴツゴツとした岩場に向いている。
- ツルツルした岩場、コンクリートは滑りやすい。
【フェルト】グリップ力が高い
毛糸のような繊維のみを貼っているのが「フェルト」です。
スパイクと反対で表面が滑らかなツルツルとした岩場でもグリップ力を発揮して滑りにくいです。
フェルトのみ貼ったシューズが売られていることは少なくソール交換のキットで「フェルトのみ」で売られていることはほとんどです。
- 表面が滑らかな岩場でグリップ力を発揮して滑りにくい。
- フェルトのみ貼ったシューズは販売されていることがほとんど無く別売の替えフェルトのキットを購入することでフェルトのみにできる
【フェルトスパイク】万能型でオススメ
スパイクとフェルトを組み合わせたのが「フェルトスパイク(フェルトピン)」です。
スパイクでゴツゴツした岩場、フェルトでツルツルした岩場の両方をカバーしてくれるオールマイティで性能です。
様々な形状、雨や海水で濡れたりして磯場の条件は変わります。
万能なフェルトスパイクがオススメです。
最近ではさらにラバーが入ったソールもあり、より滑りにくくなっています。
- スパイクとフェルトの組み合わせでオールマイティ
- 1番のオススメ
【形状の違い】機動性のシューズ・防水性のブーツ
磯靴は形状の違いで2つあります。
- シューズタイプ:スニーカーのような形状で機動性に優れる
- ブーツタイプ:長靴の形状で防水性に優れる
それぞれ見ていきます。
【シューズタイプ】ホールド力は高く機動性に優れる
シューズタイプは普通のスニーカーのような形をしています。
軽くてコンパクトで足をしっかりとホールドしてくれるので機動性に優れているのが特徴です。
締め込むことができるダイヤルやマジックテープが付いているタイプが多くより足へのフィット感を高めることができます。
ブーツタイプに比べると蒸れにくいので暑い時期でも磯釣りに行く方にオススメです。
ただブーツタイプに比べるとメンテナンス性が悪いです。
様々な機能を備えていることが多くブーツタイプに比べ値段も高い傾向にあります。
- 軽量、コンパクト、調整機能があり機動性に優れている。
- 蒸れにくいので暑い時期に釣りに行く人にオススメ。
- メンテナンス性が悪い。
- ブーツと比べると高い。
【ブーツタイプ】防水性に優れメンテナンスが楽
ブーツタイプはいわゆる長靴なので防水性に優れています。
膝下まで保護されているので多少の水溜まりでは濡れる心配がありません。
また表面についた撒きエサなどの汚れが落としやすいのもメリットです。
しかし締め込むような調整機能が無いので中で足がゴソゴソ動いてしまうことがあり機動性に劣ります。
僕も今までブーツタイプを履いていましたがグッと踏ん張った時など、どうしても足が靴の中で動いてしまいます。
さらにとても蒸れるので夏場には向いて無いです。
防水性に優れているとはいえ、あまり安物を買うとすぐに穴が空いてしまいます。
僕は3,000円ぐらいのを買ったら回ぐらいでいつの間にか水が侵入してくるようになってました(笑)。
シューズタイプと比べると安価になります。
- 長靴で防水性に優れる。
- 汚れを落としやすくメンテナンス性に優れる。
- 中で足が動きやすく機動性が悪い。
- 蒸れるので暑い時期に向かない。
- シューズタイプと比べると安い。
【ソール交換機能】消耗・違うソールに変えたい時
ソールを交換できるタイプがあります。
ソールを交換するタイミングは2つあります。
- ソールが消耗してその機能を発揮できなくなった時
- 違う種類のソールに変えたい時
【ソールが消耗した時】機能を発揮できないのは危険
ソールが消耗したまま使っているとその機能を発揮できずに磯場で滑ったりして大変危険です。
フェルトが剥がれている、スパイクがすり減っているなどしている時はすぐに交換するようにしましょう。
【違う種類のソールに交換したい時】釣り場に応じて
釣り場に応じて違う種類のソールに交換することもできます。
例えば・・・
沖堤防に行くからフェルトのみに交換をしよう。
あそこの地磯のポイントはゴツゴツした岩場しかないからスパイクにする。
などです。
ソールを交換すればいいだけなので別で靴を買う必要が無いですし、経済的でもあると思います。
【磯シューズの紹介】
実際の磯シューズの紹介をします。
これまで解説したことを踏まえどんなフィールドでも対応できるように「ソール交換機能付き」のシューズのみを紹介します。
【シマノ ドライシューズ FS-110V】シマノの磯靴の定番
シマノの磯靴の定番モデルです。
フィットシステム、ベルトでワンアクションで調整が可能です。
標準装備されているソールは「カットラバーピンフェルト」でどんな釣り場でも対応可能です。
もちろんソールは交換可能です。
23〜29cmとサイズ展開も豊富となっています。
【シマノ ブーツ FB-120W】ブーツタイプでソール交換機能付き
シマノのブーツタイプで唯一、ソール交換が可能なモデルです。
チャックが付いており着脱が楽に行えます。
全数検品をしている製品のようで品質にも安心です。
【がまかつ スパイクシューズ GM4514】3本面ファスナー
3本面ファスナーベルト仕様で素早い着脱と調整が可能です。
軽量設計でフットワーク性に優れ磯場での疲労を軽減してくれます。
【磯釣り 磯用シューズの選び方】まとめ
磯シューズの選び方を3つのポイントに分けて解説しました。
- ソールの種類:スパイク・フェルト・フェルトスパイク
- 形状の違い:シューズタイプ・ブーツタイプ
- ソール交換機能の有無
磯釣りは足場が悪く危険な釣りではあります。
しかし正しい知識としっかりとした装備、準備があれば安全で楽しい釣りができます。
命を守ってくれるアイテムなので必ず用意するようにしましょう。
安全で楽しい磯釣りライフを送りましょう。
恋人を作らずに女を知ろうなどというのは、ちょうど釣り人が糸を振り回しただけで魚を知った気になるようなものである。 by ジュール・ルナール(フランス/小説家/詩人)
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