【ウキフカセ釣りでよく使う釣り用語】 基本用語・仕掛け・釣り場に応じて解説

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釣りを勉強しようと思いYouTubeなど観初めてはみたものの釣りに関する用語が飛び交い初心者のうちは分からないことがあると思います。

今回はグレ、チヌ狙いの「ウキフカセ釣り」で使われる用語を解説します。

目次

【ウキフカセ釣り ”基本用語”】 釣り全般で使われる言葉が多い

最初に基本用語の解説をします。

ウキフカセ釣りはとは”ウキを使って軽い仕掛けを撒き餌と同調させながら仕掛けを流す釣り”です。

【アタリ】 ウキに出る魚信

魚がハリに食いついた時の反応。フカセ釣りではウキに反応が出る。

【アワセ】 魚をかけるための動作

アタリがあった時に針掛かりさせるために竿をあおる動作のこと。”フッキング”ともいう。

【上物】 磯釣りでの”グレ”

磯釣りでは撒きエサを巻いて魚を浮かせて比較的浅いタナで釣る魚を上物と言います。その代表的な魚が”グレ”です。

反対語は”底物”で海底にいることが多いイシダイなどを指します。

【活性】 魚の動き

魚の動きのことを活性と言います。魚の動きがよくエサをよく食べている状態を「活性が良い」、その逆は「活性が悪い」と表現します。

【喰い】 魚がエサを食べること

魚がエサを食べること。よくエサを食べていると「喰いが立つ」、あまり食べないことを「喰いが渋い」「喰いが悪い」と言います。

”活性”とほとんど同じ意味で使われることが多いです。

【時合い】 魚がエサをよく食べる時間帯

魚が活発にエサを捕食する時間帯のことを言います。

この時合いいかに逃さないかが釣果の秘訣になります。

【バラシ】 魚を逃すこと

一度ハリに掛けた魚を逃すことです。ハリが外れるか、ラインが切れるかどちらかになります。

【ウキフカセ釣り ”仕掛け”に関する用語】 ウキフカセ釣りは仕掛けが多い

ウキフカセ釣りでは他の釣りと比べて仕掛けが多いです。

一度で全て覚えることは難しいと思うので徐々に覚えていきましょう!

【道糸】 リールに巻いているライン

ウキフカセ釣りでは一般的に2種類のラインを使います。

そのうちリールに巻いているラインを”道糸”と言います。ナイロンラインを100m以上巻いておきます。

【ハリス】 ハリに結んでいるライン

道糸と連結してハリを結びラインです。耐摩耗性に優れたフロロカーボン素材を使います。

道糸との接続方法は直結かヨリモドシという仕掛けで結びます。2〜3ヒロほどの長さを取ることが多いです。

【ウキ止め糸】 ウキがラインを通り抜けるのを防止するパーツ

道糸に取り付けるアイテムでウキを止める役割をします。

ハリからウキ止め糸のまでを”ウキ下”と言い、狙う層となります。

【シモリ玉】 ウキがウキ止め糸を通り抜けるのを防止するパーツ

ウキ止め糸とウキの間にセットするアイテムです。

シモリ玉がないとウキがウキ止め糸を通り抜けてしまいます。

【ウキ】 アタリをとるパーツ

アタリを取るためのアイテムです。

基本的には海面に浮かせている状態で魚からのアタリがあればウキに反応が出ます。

浮力やカラーなど様々な種類があり釣り人のフカセ師のこだわりポイントでもあります。

【潮受けパーツ】 ラインのトラブル防止

潮受けパーツはラインの絡まりのトラブル防止、仕掛けを潮に乗せる役割などがあります。

ウキの下に装着して使います。道糸側です。

”からまん棒”、”ゴムクッション”とも呼ばれます。

【サルカン】 道糸とハリスの連結するパーツ

道糸とハリスの連結に使われる仕掛けが”サルカン”です。別名”ヨリモドシ”と言います。

釣り人の考え方でサルカンと直結のどちらかで使い分けます。

【ガン玉】 浮力調整のためのアイテム

ウキの浮力に合わせてサイズを選択して仕掛けを馴染ませるためのアイテムです。

道糸とハリスの連結部分のすぐ上(道糸側)に装着します。

【直結】 道糸とハリスを直接接続している状態

サルカンを使わずに道糸とハリスを直接接続することを”直結”と言います。

ウキフカセ釣りならライン同士の結び方で最も簡単と言われている電車結びで問題ありません。

【糸フケ】 ラインが弛んでいる状態

風や波、潮の影響を受けてラインが弛んでいる状態のことです。ラインスラッグとも言います。

あまり糸フケが多いとアタリが出ません。

【ヒロ】 大人が両手を広げた長さ

大人が両手を広げた長さを”ヒロ”と言います。人によっても違いますが約1.5mほどだと言われています。

フカセ釣りでは狙うタナをヒロで表現しており「3ヒロで釣れた。」など言います。

【ウキフカセ釣り ”海”に関する用語】 潮を理解することが釣果に繋がる

ウキフカセ釣りでは海の状況を把握して撒きエサや仕掛けを流すことが釣果に直結します。

釣果アップできるように海の状況を表す言葉も覚えておくと良いです。

【潮】 海の流れのこと

海の中の流れのことを”潮”と言います。潮流などと言ったりします。

ウキフカセ釣りでは潮の動きを理解することが釣果に直結します。

【上げ潮】 海面が上昇していく状態

水位が低い”干潮”から水位が上がる”満潮”に向かって海面が上昇していく状態です。”アゲ”とも言います。

【下げ潮】 海面が下降していく状態

水位が高い”満潮”から水位が下がる”干潮”に向かって海面が下がっていく状態です。”サゲ”とも言います。

【潮変わり】 潮が変わること

満潮から干潮、干潮から満潮へと潮が変わることを言います。

この潮変わりのタイミングで魚の活性が上がることがよくあります。

【潮止まり】 潮の動きが止まること

干潮、満潮のピークをそれぞれ”潮止まり”と言います。潮が動いていない時間帯のことです。

この時は魚の活性が下がると言われています。逆に潮止まり前後が1番活性が上がるとされおり狙い目になります。

【ウキフカセ釣り ”地形”に関する用語】 地形を読む力をつける

グレ、チヌ狙いのウキフカセ釣りでは磯場での釣りが多くなります。

磯場は様々な地形をしており魚が溜まりやすい場所などあります。

渡船屋の船長さんがアドバイスをくれる時にこれから紹介する用語で話してくれるので覚えておくと良いと思います。

【岩礁】 岩場のこと

磯釣りでは水面に露出した岩場のことを指すことが多いです。

海底に隠れている岩礁や根のことは”シモリ”と言い狙いのポイントになります。

【シモリ】 海底の岩礁や根のこと

岩礁の時に触れましたが海底に隠れている岩礁や根のことを”シモリ”と言います。

魚の隠れ家や住処になっていることが多くフカセ釣りでは積極的に狙っていくポイントとなります。

ただ天候や海の状況によっては目視では確認できないことが多いので船長や常連さんに教えてもらいましょう。

【根】 海底の岩礁帯

海底の岩礁帯のことでシモリとほとんど同じ意味と捉えて良いと思います。

釣り人によって”根”と言ったり”シモリ”と言ったりするのでどちらも覚えておくと良いです。

【カケアガリ】 海底が傾斜しているところ

海底が岸から見て(釣り人側)に向けて急激に浅くなっているポイントが”カケアガリ”です。

反対が沖に向かって浅くなっていくポイントが”カケサガリ”となります。

【ゴロタ場】 大きな岩が転がっているところ

ゴロゴロとした大きな岩が転がっている場所を”ゴロタ場”と言います。

岩の隙間に魚が潜んでいることも多く意外と狙い目になるポイントです。

【タナ】 魚がいる層

魚がいる層、または魚が摂餌行動を取る層のことを指します。

魚の種類によっている層が異なりフカセ釣りではタナを探る釣りと言っても良いかもしれません。

【ウキフカセ釣りでよく使う釣り用語】 まとめ

今回はウキフカセ釣りでよく使われる用語を紹介しました。

同じ言葉でも他の釣りだと微妙にニュアンスが変わってくる言葉もありますので他の釣りをしている方は注意してください。

基本用語 まとめ
  • アタリ:ウキに出る魚信
  • アワセ:魚をかけるための動作
  • 上物:磯釣りでのグレ。反対は底物
  • 活性:魚の動き
  • 喰い:魚がエサを食べること
  • 時合い:魚がエサをよく食べる時間帯
  • バラシ:一度かけた魚を逃すこと
仕掛けに関する用語
  • 道糸:リールに巻いているライン
  • ハリス:ハリに結んでいるライン
  • ウキ止め糸:タナを決めるためウキがラインを通り抜けるのを防止するパーツ
  • シモリ玉:ウキ止め糸とウキの間に入れてるパーツ
  • ウキ:アタリを取るためのパーツ
  • 潮受けパーツ:ラインの絡まり防止
  • サルカン:道糸とハリスを連結するパーツ
  • ガン玉:浮力調整のためのパーツ
  • 直結:道糸とハリスを直接接続している状態
  • 糸フケ:ラインが弛んでいる状態
  • ヒロ:大人が両手を広げた長さ。約1.5m
海に関する用語
  • 潮:海の流れのこと
  • 上げ潮:海面が上昇していく状態
  • 下げ潮:海面が下降していく状態
  • 潮変わり:潮が変わること
  • 潮止まり:潮の動きが止まること
地形に関する用語
  • 岩礁(がんしょう):岩場のこと
  • シモリ:海底の岩礁や根のこと
  • 根:海底の岩礁帯
  • カケアガリ:海底が傾斜しているところ。岸に向かって浅くなっている
  • ゴロタ場:大きな岩が転がっているところ
  • タナ:魚がいる層

こういった用語を覚えておくと渡船屋の船長さんや他の釣り人との情報交換にも役に立ちます。

一気には覚えられないと思うので徐々に覚えていき釣果に繋げていきましょう!

参考書籍
今日の釣り格言

バスバグはデザートのようなものなのだろう by B.F.ワイルダー

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この記事を書いた人

海釣りを中心に僕の趣味をこのブログに置いています。
釣りはグレのフカセ釣り、チヌのかかり釣りをメインに運営しているブログです。
他にもアウトドア、グルメ、ファッションなど扱っており、
「趣味に生きる男」を目指しています。

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