【海釣りで釣れる毒魚】 ”食べる”と危ない魚まとめ

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海釣りをしていると毒を持っている魚が釣れることがよくあります。

今回は「内臓などの体内に毒を持っている魚」を紹介していきます。

知らずに食べて病院送りにならないよう知識をつけて釣りに出かけましょう。

目次

【海釣り】 釣れる毒魚・主に2種類

海釣りで釣れる毒魚は主に2種類です。

  • ヒレに毒針を持つ危険な魚
  • 内臓や身の体内に毒を持つ危険な魚

この記事では「内臓や身の体内に毒を持つ危険な危険な魚」を紹介します。

【毒魚】 体内に毒を持つ魚

体内に毒を持つ魚は触っても問題ありませんが体内に毒を持っており食べるとエライことになります。

最悪、死に至るケースもあるので知らない魚は「食べない」のが無難です。

それでは毒の種類ごとに解説していきます。

【テトロドトキシン】 フグ毒と呼ばれフグ全般

フグ目フグ科の魚の多くが持つ「テトロドトキシン」。通称「フグ毒」です。

テトロドトキシンは青酸カリの1000倍以上の毒性があるとされ加熱では消えません。

さらに別種で交雑しやすく雑種もいるので最近では毒のハイブリット化されているフグも確認されています。

日本産のフグは毒を持っていないとされる種もありますが絶対に素人料理で食べてはいけません。

  • 肝臓
  • 卵巣
  • その他内臓全般
  • エラ
  • 血液

フグはほとんどの器官に毒を持っており食べるのが禁止されています。

特に肝臓や卵巣は毒性が強いとされています。

その中でもよく釣れるフグを紹介していきますので姿形を覚えておきましょう。

【トラフグ】 言わずと知れた高級魚

幼魚であれば湾内の浅場でも釣れることがある「トラフグ」。

一般的にトラフグは筋肉、皮、精巣が食べることができます。

チヌチヌマン

僕は年に1回、近所の寿司屋さんでフルコースを頂きます。めちゃくちゃ美味しいです・・・。

【ショウサイフグ】 関東では釣りの対象魚としてお馴染み

関東ではフグ釣りの船屋さんがあり対象魚として有名です。

浅場の沿岸の砂泥地で生息しており釣りの種類に関わらず外道としてよく釣れます。

別種との交雑が疑われる個体も多く素人調理は絶対NGです。

船屋さんでは免許を持った船頭さんなどが処理をしてくれるので食用可部位のみ持って帰って食べることができます。

【ヒガンフグ】 通称”アカメ”

上記のショウサイフグと同様、釣りの対象魚の「ヒガンフグ」。

また眼が赤いことから関東では通称”アカメ”で通っています。

しかし標準和名「アカメフグ」がおり別種です。

ヒガンフグもショウサイフグと同じような生息地でよく釣れる一種です。

【シガテラ毒】 ヒラマサ、カンパチ、イシガキダイ

「シガテラ毒」はテトロドトキほどの毒性はないですが食中毒を引き起こします。

特徴的な症状はドライアイスセンセーションと呼ぶ温度感覚異常で温かいもに触れると冷たく感じてしまうことです。

主に亜熱帯から熱帯海域のサンゴ礁域に生息する魚を食べておきる食中毒です。

  • シガトキシンとマイトトキシンという毒素を持ったプランクトン(渦鞭毛藻の一種)が付着した海藻を魚が食べる
  • これを食べた魚をさらにその魚を食べる肉食魚が食べる
  • 食物連鎖で毒が蓄積する

蓄積によって食中毒を引き起こすので大型の肉食魚ほど強いシガテラ毒を有している可能性が高いです。

【ヒラマサ】 磯のスプリンター

ヒラマサはアジ科の魚ですが30kgを超える個体もあり釣り人にとっては憧れの魚の一つです。

磯のスプリンターと呼ばれるほど引きはめちゃくちゃ強いです。

そんなヒラマサも南方系、サンゴ礁域に生息している大型はシガテラ毒を有している場合があります。

【カンパチ】 お寿司の定番ネタ

回転寿司でもお馴染みのネタである「カンパチ」。

ヒラマサと同じく南方、サンゴ礁域の大型ではシガテラ毒を有している個体も。

アジ科ブリ属では最も大型に育ち50kgオーバーや屋久島では200cmの記録もあります。

ちなみにブリ、ヒラマサと比較してカンパチは褐色です。

【イシガキダイ】 底物師の憧れクチジロ

磯の底物師が追い求めるうちの一つ「イシガキダイ」。

さらに成長すると口が白くなる雄の老成魚である「クチジロ」は底物師の憧れです。

ヒラマサ、カンパチと同様に南方系や大型にはシガテラ毒の報告があります。

【パリトキシン様毒】 ソウシハギ、ハコフグ

死亡例も報告されている「パリトキシン様毒」。

症状としては筋肉痛、麻痺、痙攣、呼吸困難などの引き起こします。

パリトキシン様毒を持つ魚を紹介します。

【ソウシハギ】 カワハギとそっくりさん

カワハギの仲間である「ソウシハギ」。

ウマヅラハギやウスバハギに似ている魚としても有名です。

見分け方は

  • 体側に黒点があり青色の網目模様がある
  • 尾ビレが長く大きい

ことが挙げられます。

内臓に毒を持っていますが危険なのでそもそも食べないようにしましょう。

【ハコフグ】 可愛い見た目とは裏腹に・・・

さかなクンでお馴染みの「ハコフグ」。

フグ目ですがパリトキシン様毒を内臓に持つことがあると厚生労働省が注意を促しています。

海釣りで釣れる”体内に毒を持つ”魚 まとめ

体内に毒を持つ魚を紹介しました。

最後に大切なことまとめます。

絶対食べてはいけない魚
  • テトロドトキシンを持つフグ全般
  • パリトキシン様毒を持つソウシハギ、ハコフグ

フグ目の魚は全て食べないことです。ちゃんと免許を持つ料理人のお店で食べるようにしましょう。

シガテラ毒は自己責任で

シガテラ毒を持つ魚は報告数もそこまで多くなくあくまで自己責任で。

地元の方の注意をよく聞くこと。

フグのような絶対食べてはいけない魚とは違いシガテラ毒の魚は
一般にもよく食べられており釣りのターゲットとしても人気の魚が多いです。

ここに挙げた魚以外にもシガテラ中毒の事例がある魚種は多いです。

あまり神経質になると釣って、食べて、楽しむ魚がいなくなってしまうので
内臓は食べないなど注意しながら楽しむようにしましょう。

今日の釣り格言

趣味の域を超えた人生のパートナー by 寺畠正道さん(日本たばこ産業株式会社 代表取締役社長)

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この記事を書いた人

海釣り、ファッション、グルメ、旅行と多趣味な30代です。
僕がしている全ての趣味のことを書いているブログです。

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