【釣り糸(ライン) フロロカーボンの特性と特徴】 オススメのフロロカーボンライン

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釣り糸の素材には主に「ナイロン」「フロロカーボン」「PE(ポリエチレン)」の3種類があります。

今回は「フロロカーボン」に絞って詳しく解説していきます。最後にオススメのラインの紹介もしております。

3種類のラインの違いについてまとめた記事はこちらになりますのでぜひ参考にしてください。

目次

【釣り糸(ライン) フロロカーボンの特徴】 硬くて傷に強い

最初にフロロカーボンの主な特徴を挙げます。

これだけでもフロロカーボンの特徴が分かっていただけると思います。

  • 耐摩耗性が高いので根ズレなどの傷に強い
  • 伸び率はあるが”初期伸び率”が低いので感度が良い
  • 吸水性がほとんど無いため劣化速度が遅い
  • 硬くてハリがあるのでクセが付きやすくライントラブルを起こしやすい
  • ナイロンと比較すると結束部が弱い

これらがフロロカーボンの特徴になります。

ではそれぞれ詳しく解説していきます。

【フロロカーボンの特性】 伸び率・比重・引張強度・結束強度・吸水性・耐摩耗性

ここからはそれぞれの特性について詳しく見ていきましょう。

ラインの特性についての解説は【釣り糸の特性】用語解説をご覧ください。

【伸び率】 ナイロンより低く感度が良い

伸び率はラインに負荷をかけて”どこまで伸びて切れたか”を表します。

フロロカーボンの伸び率は23〜30%でナイロンより低いです。

ナイロンは25〜〜35%あり大きな差はないように思えますが初期伸び率に差があり感度の違いに繋がっています

フロロは初期伸び率が小さいためにナイロンより感度が良いです。

  • 伸び率はナイロンとあまり変わりない。
  • 初期伸び率の違いでナイロンよりアタリ感度が高い。

”初期伸び率”とは・・・低荷重域での伸び率のことです。例えばナイロンとフロロそれぞれ1mのラインに対して10の力で引っ張った際に最終的にどちらも30cm伸びるとします。でも3の力で引っ張った時にはナイロンは3cm、フロロは1cmしか伸びない。これが初期伸び率の違いです。最終的な伸び率は同じです。

【比重】 釣り糸で最も重い。

比重とは真水に対してどれだけの重さがあるかを表す用語です。

フロロカーボンは1.78あり釣り糸素材で最も比重が重い素材となります。
(ナイロン1.14、PE 0.98)

なので仕掛け投入後、馴染みがよく潮流や風の影響を受けづらいです。

また軽い仕掛けでも狙ったタナに素早く沈めることもできるできます。

  • 釣り糸素材で1番重い
  • 軽い仕掛けでも狙ったタナに素早く沈めることができる
    ウキフカセ釣りのハリスに最適。
  • 投入後、すぐに馴染むので潮流や風の影響を受けづらい

【引張強度】 他と比べて強くも弱くもなく

引張強度においてはフロロカーボンは素材としては特筆すべき点はなさそうです(笑)。

ただチヌ狙いのかかり釣りではフロロカーボンをハリまで直結で使うような釣りもあるので弱いというわけではないです。

  • 特別に強くもなく弱くもなく普通
  • かかり釣りのようにハリス、リーダーを使わずにハリを直結でフロロを使う釣りもある

【結束強度】 ナイロンより弱い

結束強度とはラインを結んだ状態での強さを示します。

フロロカーボンは引張強度の80〜90%ありますがナイロンよりは弱いです。

よってナイロンリーダーより強い結束方法方が必要になる場合があるかもしれません。

  • 引張強度の80〜90%
  • ナイロンよりは弱いので結束方法の知識が必要の場合がある

【吸水性】 ほとんどない

吸水性はほとんど無いためそれによる劣化は少ないでしょう。

また紫外線によるダメージも少ないので長く使うことができます。

  • 吸水性はほとんど無いので劣化速度は遅い
  • 紫外線によるダメージも少ないので長く使うことができる

【耐摩耗性】 釣り糸素材で最も強い。フロロの1番の特徴

耐摩耗性とは障害物などに擦れてもいかに傷を防いでくれるかを表します。

フロロカーボンはこの耐摩耗性に優れておりこれが1番の特徴と言っても良いでしょう。

岩礁や根ズレ、その他の何かに擦れても傷がつきづらいです。

ルアー釣りのショックリーダー、ウキフカセ釣りのハリスとして使うことで海底が多少荒くても攻めることができます。

その反面、硬くてハリがあるので巻きグセが付きやすくライントラブルになりやすいです。

リールなどに巻くとこんな感じで巻きグセがつきます

使いこなすには慣れが必要になるでしょう。

  • 釣り糸素地の中で耐摩耗性が1番強い
  • 何かに擦れても傷がつきにくい
  • 硬くてハリがあるので巻きグセがつきやすい
  • 使いこなすには慣れが必要
チヌチヌマン

ショックリーダー、ハリスとして人気な理由はこの耐摩耗性が高いからやで!

【釣り糸(ライン) フロロカーボン】 メリット・デメリット

特性について詳細を解説してきたので最後にメリットとデメリットをまとめます。

【フロロカーボン】 メリット

  • ナイロンラインよりアタリ感度が高い
  • 比重が重いので狙ったタナまで素早く沈めることができる
  • 吸水性がほとんど無いので劣化が遅い
  • 傷に対して強いのでハリス、リーダーに向いている

やっぱりフロロカーボンの特徴は”傷に強い”ということが挙げられます。

ハリス、リーダーによく使われるのはそういった理由からになります。

【フロロカーボン】 デメリット

  • 結束強度が強く無いので結束方法に工夫が必要
  • 硬くてハリがあるので巻きグセがつきやすい

耐摩耗性が強いが故のデメリットになります。

巻きグセがついている状態で気づかずに巻いてくると穂先に巻きついて折れる・・・ということにもなりかねません。

使いこなすにはある程度の慣れが必要になるでしょう。

【フロロカーボン】 オススメ商品

ここからいくつか商品を紹介します。

【フロロカーボン】 参考にした書籍など

釣り糸メーカー「SUNLINE(サンライン)」さんの総合カタログ

釣り用品メーカー「DUEL(デュエル)」さん・フロロカーボンについて

今日の釣り格言

釣りは性欲の延長である by 中村星湖

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この記事を書いた人

海釣りを中心に僕の趣味をこのブログに置いています。
釣りはグレのフカセ釣り、チヌのかかり釣りをメインに運営しているブログです。
他にもアウトドア、グルメ、ファッションなど扱っており、
「趣味に生きる男」を目指しています。

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