釣りの仕掛けでは必須のアイテムの一つが「オモリ」です。
この記事では釣りに使う基本的な6つのオモリを紹介、解説します。
- 釣りにおけるオモリの役割
- 6種類のオモリ:ナス、中通し、六角、胴つき、ガン玉、板
- それぞれの特徴
オモリを使いこなすことは釣果をあげるために必要なテクニックと言えます。
ぜひオモリ使いの参考にしてみてください。
【釣りにおけるオモリの役割】沈める・飛ばす・調整・安定・探る
まずは釣りにおけるオモリには様々な役割があるので紹介します。
- 沈める:仕掛けを狙ったタナに届ける
- 飛ばす:オモリの重さを利用することで仕掛けを遠くに飛ばすことができる。
- 浮力調整用:フカセ釣りのウキの浮力調整に用いて仕掛け全体のバランスをとる
- 安定させる:潮の流れが早い、風が強いなどの状況で仕掛けを狙った場所に留めて安定させる
- ボトムを探る:オモリで底を引くことで地形を探ることができる
状況に併せて役割を明確にして使いこなすことで釣果アップに繋げることができるでしょう。
【釣り用オモリ】ナス・中通・六角・胴つき・ガン玉・板
釣り用のオモリは基本6種類になります。
(細かく分ければもっとありますがこの記事では基本的な6種類を紹介します。)
- ナス型:環が付いているものが多い、サビキ釣り、ちょい投げ釣りなど
- 中通しオモリ:オモリに穴が開いておりラインを通して使うオモリ。ぶっこみ釣り、ちょい投げ釣りなど
- 六角オモリ:別名「小田原オモリ」胴つき仕掛け、船釣り、サビキ釣りなど
- 胴つきオモリ:重ためのオモリ。船での沖釣りなど
- ガン玉、割りビシ:割れ目があるオモリ。ウキフカセ釣りの浮力調整用など
- 板オモリ:薄くて平らな形状、ヘラブナ釣り、ルアーのウエイト調整など
それぞれに特徴があり狙う魚や釣り方によって使い分けることになります。
次からは各オモリの特徴を詳しく解説します。
【ナス型オモリ】汎用性が高い
その名の通り野菜のナスビに似ており丸みを帯びたオモリです。
上部にラインやスナップを付けることができる金具(環)が付いています。

サビキ釣り、ちょい投げ釣り、胴つき仕掛け(浅場)など様々な釣りに使われる汎用性の高いオモリです。
1〜30号程度の比較的、軽いオモリです。
堤防や浅場で使うことが多く釣り始めの頃は使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
【中通しオモリ】内部にラインを通す
オモリ内部に穴が開いており、その穴に通して使うオモリです。
ナツメ形が多いです。

ぶっ込み釣り、ちょい投げ釣りなどナス型同様、幅広く使われています。
オモリが固定されずにラインが遊動するので喰い込みが良いです。
【六角オモリ】別名「小田原オモリ」
六角オモリは神奈川県小田原市が発祥とされ「小田原オモリ」とも呼ばれています。
ナス型オモリと並んでポピュラーなオモリとして広く使われています。

引用:ダイワHP「釣りの基礎知識」より
ナス型には無い平な形状です。
潮流に強く底で仕掛けを安定させやすいのが特徴です。
胴つき、サビキ釣り、船釣りなど幅広く使われます。
【胴つきオモリ】深場
六角オモリの上部が細くなったオモリです。

引用:ダイワHP「釣りの基礎知識」より
50号程度〜500号程度の重たいオモリで深場での船釣りの定番です。
「水深1mにつきオモリ1号」という目安があり10mなら10号、50mなら50号、100mなら100号という考え方です。
【ガン玉・割りビシ】極小オモリ
オモリ自体に割れ目があるオモリです。
ガン玉は球形、割りビシは紡錘形をしています。


引用:ダイワHP「釣りの基礎知識」より
ラインに直接、挟み込んで使います。
ウキフカセ釣りでのウキとの浮力調整や仕掛けのバランスを取るために使われることが多いです。

【板オモリ】仕掛けの微調整
薄い板状の柔らかいオモリです。
好みの長さにカットしてラインに巻き付けて使用します。

仕掛けの微妙な調整が可能でヘラブナ釣りや淡水での小物釣りによく使われます。
フカセ釣りではウキに貼ったり、ルアーではウエイト調整にも使うことがあります。
【釣りオモリの種類と特徴】まとめ
釣りに使われる基本的なオモリ6種類を解説しました。
- ナス型オモリ:汎用性が高い
- 中通しオモリ:内部にラインを通す
- 六角オモリ:別名「小田原オモリ」
- 胴つきオモリ:深場
- ガン玉、割りビシ:極小オモリ
- 板オモリ:仕掛けの微調整
細かく分ければ他にもありますがこの6種類を知っていれば大体の釣りに対応できるでしょう。
オモリを使いこなすことは釣果を伸ばすために必須のテクニックです。
経験を積んで使いこなせるようにこの記事が助けになれば幸いです。



釣りは鮒に始まり鮒に終わる。 by 日本の諺

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