各都道府県には自治体が指定した「県魚」があります。
そんな県魚を紹介します。
この記事では九州地方の2県を紹介します。
- 県魚とは?
- 九州地方2県の県魚の紹介
- 釣り方と生態を簡単に紹介
九州地方で制定されている県魚を紹介します。
それぞれ釣り方と生態の解説もしています。
(釣りは地域、時期、釣り方など規則が設けられている場合があるので注意してください。)
九州地方で県魚の指定をしているのは熊本県と沖縄県の2県のみです。
他県は正式に県魚の指定はしていません。
【県魚とは?】その地域を代表する魚
まず県魚とは・・・
各都道府県が指定したその地域を代表する魚介類のことです。
選定基準は国で統一されている訳ではありません。
漁獲量が多い、名産品、文化に根付いているなど各都道府県が様々な基準で定めています。
海水魚だけではなく淡水魚が選ばれることもあります。
そもそも県魚を指定していないところもあります。
【九州地方の県魚】熊本・沖縄
九州地方で県魚の指定がある県を紹介します。
熊本県、沖縄県の順に紹介します。
【熊本県】クルマエビ

- 平成元年12月
有明海や不知火海はクルマエビの全国的な産地です。
また上天草市は日本のクルマエビ養殖発祥の地と言われています。
水産資源を増やすために稚エビの放流も行っています。
- えびすき漁:浜名湖
- 標準和名:クルマエビ
- 分類:十脚目クルマエビ科クルマエビ属
- 分布:北海道南部〜韓国、台湾、中国
- 生息域:内湾の砂泥地
- 大きさ:20cm
- 他にクルマエビを県魚にしている県:愛知県

【沖縄県】グルクン(タカサゴ)

- 平成23年4月制定
標準和名は「タカサゴ」という魚で沖縄では方言で「グルクン」と呼ばれます。
暖かい海に住んでおり色鮮やかな魚です。
1年を通して漁獲され沖縄独特の追込網漁業で多くが漁獲されること、沖縄では大衆魚として広く県民に愛されていることから県魚に選ばれました。
- 船でのサビキ釣り
- 標準和名:タカサゴ
- 分類:スズキ目タカサゴ科クマササハナムロ属
- 通称:グルクン(沖縄)
- 分布:隠岐諸島以南、南日本の太平洋沿岸、琉球列島
- 生息域:岩礁、サンゴ礁域
- 大きさ:30cm
【県魚の紹介・九州地方】まとめ
九州2県(熊本、沖縄)の県魚を紹介しました。
- 熊本県:クルマエビ
- 沖縄県:グルクン(タカサゴ)
九州地方で県魚の指定があるのは熊本と沖縄の2県だけでした。
しかし皆さんもご存知のように他にも九州には美味しい魚がたくさんあります。
訪れた際は味わってみてはいかがでしょうか。



子供と名人とは太い糸を使ふ。 by 上田尚(日本・作家)

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